ジャゴケ

ジャゴケ科 ジャゴケ属 Conocephalum conicum コノケファルム コニクム

漢字名蛇苔
大きさ3~15cmほど
場所人家や庭や路地など、低地の半日陰の湿った土上
分布北海道~琉球、北半球

湿った地面や岩の上に群落を作ります。
平地から亜高山帯などでも見られ、人家周辺にも生息します。

ゼニゴケよりもやや大型で触るとゴワゴワしています。
長さは15cmほどで、2叉に分岐し、折り重なるように生えています。

表面には鱗のような六角形の模様と白い点(気室孔)があり、にぶい光沢があります。
これらが蛇の鱗のように見えるため、和名の由来になっています。
手で揉むと、松葉やマツタケのような香りがします。

春になると、細いキノコのような雌器托がにょきにょき生えてきます。
長い柄の先に円錐形の笠がつき、その下に胞子がつきます。
雄器托は葉状体の上に乗ったような形で作られます。小判型で、上面には小さな穴が開いています。
また、葉状体の先にハート型の新芽がつきます。

ジャゴケとひとくくりにされていますが、水辺を好むオオジャゴケや石灰岩地を好むタカオジャゴケなどがあり、細かく分類すべきとの議論もあります。

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